■ 最新の更新  2月14日 TN ■

 

夏コミの申し込みは、無事済ませましたでしょうか?(時候の挨拶)
今回もジャンルコードは106で申し込んだTNでございます。

前回は印刷担当でしたが、その後「本社企画室」という謎の部署に転属しまして……。
イロイロと怪しげなコトをしておりますハイ。

……というのは微妙に冗談で、普段はオンデマンド印刷およびPC関係の便利屋といった感じで仕事をしております。

そんな業務の中でも、私がメインで担当している仕事のひとつに「アナログ原稿(紙原稿)のデータ化」というものがあります。
要するに、お客様が入稿した紙の原稿をスキャンし、データ製版用に加工するという仕事なのですが、印刷原稿用ですので、その辺の民生用のスキャナというわけにはいきません。

システム全景
本邦初公開、コピードットツールシステム!!

このシステムは商業誌でも使用されていて、モノクロ専用のドキュメントスキャナと、スキャン後の白黒二値データを加工する専用のソフトがセットになってます。

スキャナ
これがドキュメントスキャナだ!

書類を連続でスキャンする用途のためにオートシートフィーダがついてますが、もちろん原稿をここに突っ込むわけにはいきませんので、使用時はカバーを上げてスキャンします。

スイッチ
フットスイッチ付き。

普通のスキャナと大きく違うのは、こんなフットスイッチが付いてることでしょうか。これを押すとスキャンを開始します。
スキャン時の設定も普通のPC用スキャナとちょっと違って、「しきい値」とか「エッジ強調」なんていう項目を原稿とにらめっこしながら決定しつつスキャンしていきます。
スキャンが終わったら、専用のソフトでゴミ取りや縮小(投稿用原稿や、A5への縮小の場合)を行って、製版にバトンタッチです。
スキャン後データ製版というと、「いかにもデータっぽい仕上がり」になってしまうのではないかと心配される方もいるのではないかと思いますが、その点はご安心ください。アナログ製版機で製版し、印刷したものと並べてもわからないくらい「アナログ感」を残した仕上がりが得られます。

このシステム、現在はまだ部数の多いものを大台印刷機用の版に起こす場合などに限定して運用中ですが(ウチのアナログ製版機は、大台機用の版を起こせないんです……)、アナログ製版機そのものの生産が終了を迎えつつあることもあって、今後はアナログ製版工程の主力になっていく予定です。

今回は、終始真面目に攻めてみました。
ではまた次回(半年後くらい?)お会いしましょう。

 
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