■ 過去の更新  9月5日 卯月甲斐 ■

 

はじめまして。夏コミ前に社員になった断裁担当、卯月甲斐と申します。

入社してみなさんの本を見ているうちに久しぶりに何か描きたくなりイベントに申し込んだりしています。

 

自分の「断裁」という仕事ですが、ねこのしっぽに入るまで「断裁」というものが解りませんでした。

みなさんも「印刷」「製本」ってのはイメージしやすいと思われるのですが、断裁って何?っって方も多いと思われます。

解りやすく言えば「紙を切る事」なんですが、実に仕事の種類も多く、

また他の部署とも色々絡んでくるため仕事の進め方もかなりアタマを使います。

断裁は色々とあるのですが、今回はその中でも「化粧断ち」と呼ばれているのを説明したいと思います。

 

「化粧断ち」とは製本で出来上がった本の綴じている部分以外の3方向を落とす作業の事を言います。

製本された本は、天・地・小口(本の綴じている部分で無い、めくる方の事をコグチと言います)

とも1~2cm大きく、この段階ではお客様に納品出来ません。

そこで綴じている部分以外の3方向を断裁して初めて本が完成されるわけです。

しかし、ただ3方向を適当に落としてB5・A5サイズの本を作っているわけではありません。

 

その失敗例を自分の本を挙げて説明します。


4年前にねこのしっぽで作った自分の本、、恥ずかし!

ぱっと見ただけでは良い感じに完成しているっぽいんですが、、


ぉ、天の文字が切れそうだ(汗


ぉぉ、、地の文字「・・・」もかなり際どい、、(汁

当社の原稿の書き方の「以下は特に要注意!!」にもありますが、

■切れたら困る箇所(特に文字)は、印刷に出る面より1cm以上内側に描いてください。

とありますね。

・・・1cm以上内側に書いてませんね(汗

この本は大丈夫だったのですが、100冊、、200冊と切っているとそのうち数冊が若干ズレたりします。

これは機械の特性上しょうがない部分もありますが、断裁でもこの「裁ち切り台詞ぎりぎり状態」を救うべく、

製本で出来上がった本を1件ずつ試し切りして本文をチェックした後、

台詞が切れそうだったら「基準より0.5mm天側にずらして切る」等対策を講じてお客様により見やすい状態で断裁してます。

これが自分のように「天」も「地」もギリギリのところまで文字を書いていたりすると最悪文字が切れたりしちゃいます。

そんなこと解っているよ!と、いう声が聞こえそうですが、意外と多くの方がこの「裁ち切り台詞ぎりぎり状態」に

気づいていなかったりもします。

 

昔の恥ずかしい絵をさらしてみなさんの役に立てれば、、、と思います(笑

それではみなさんの原稿、お待ちしております。

 

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