■ 過去の更新  3月19日 かいちょう ■

 

花粉症も大変ですが卒業のシーズンになりましたね。かいちょうです。
ねこのしっぽはゴールデンウィークに向けて新人さんを鍛えつつ
個々のスキルアップをはかる時期でしょうか?
…仕事が穏やかな日は早く帰りたいというのも本音ですが…。
残業をしない仕事の早さを身につけるのが目標ということで!

前回はカラーデータのシアン抜きの話を簡単に書いたのですが、今回は
本文データでスクリーントーンのような網点を使う時に出るモアレについてです。
網点があの変な模様のような、意図しない形で出てしまうアレです。
ねこのしっぽに入稿してモアレを出さないような原稿を作るにはどうしたらいいか。
例外はありますが(いろいろありますよ!)

 解像度を600か1200で作る!
  これ以外の解像度ですとねこのしっぽの版を出す機械の関係でモアレが出る場合があります。

 トーン部分は濃度0%の白と、100%の黒だけで作る。
  それ以外の濃度が入っているとねこのしっぽの版を出す機械で
  さらに網点に分解されてしまいます。
  結果、網点と網点が重なって変な模様が出来てしまいます。
  市販のスクリーントーン二枚を重ねると角度によって同じような現象がおこります。

 トーンのような網点を作る際の線数を少なくする。これはかなり重要です!
  上の1、2が守られていなくても線数が低ければ大丈夫な場合が多いです。
  多くても80線以下が安全です。
  それ以上の線数ですと、グレースケールで入稿された方がはるかに奇麗です
  し、80線を超えるような細かい網点を使われますと
  「いわゆる手描きの漫画」?のようになりません。

 epsファイルの保存形式はバイナリで!JPEGで圧縮してしまうと中間の濃度が
  網点のまわりに入ってしまいおかしくなってしまいます。

(その他にもグレーの上に網点を重ねたりするとモアレが出たり等、要因は多いですが…)
スクリーントーンのような感じで漫画を仕上げてみたい方やデータで入稿したらモアレが
ひどかった方、是非上の4点を守ってやってみて下さい。

 

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