
文責:ねこ社長
特定のイベントを優遇する理由というのは各印刷会社で違います。
・イベントを抱え込んで印刷を独占したいから。
・なんとなく流行りだから。ライバル会社がやっているから。
・売上を伸ばすのに手っ取り早いから。
・もっと個人イベントが活発になって欲しいから。
大体このような理由が多いのではないかと思います。どの理由が良い、悪いという判断は利用されるお客様に一任しますが、例えば当社の優遇イベントの概念を説明します。
当日朝(仮に日曜日とします)にイベント会場に直接搬入するということは、最大で前日土曜日の夕方まで当社で作業ができます。
通常ですと余裕をもって、金曜日までにお客様のご自宅に印刷物が着くようにしますので、最大で木曜の夕方までしか当社では作業が出来ません。
つまり、直接搬入が確定しているイベントに関しては作業工程を遅らせることができるのでその分〆切を遅く設定しています。それだけです。
当社では確実に直接搬入ができるイベントに関して「優遇イベント枠」を設けています。
逆に2日程度の〆切優遇よりも過剰なサービスを行うと優遇に指定されていないイベントに参加されるサークル様を大きく差別してしまうことになってしまうので、
当社では余程の事情がない限りは特別割引や特別サービスは行いません。(これは当社の姿勢、考え方であって他社を非難するものではありません)
あとイベントパンフの割引ですが、これについては印刷会社から何らかの条件を提示されることもあります。例えば.....
・印刷会社のチラシをイベント主催側がサークル様に配ること。
・他の印刷会社の搬入を断ること。
・他の印刷会社のチラシ配布を断ること。
・サークル様からの印刷受注が流れるようにアピールをすること。
・イベントパンフに印刷した印刷会社の広告ページを1P用意すること。
など、様々な条件があります。もちろん無条件で割引を実施している印刷会社もあると思います。
当社では1Pの広告ページを用意して頂いて広告費ということでイベントパンフ印刷の割引を行っています。(ちなみにチラシやHP等で公表したことはありません。あくまで特例です。)
◆即売会をやりたいけど如何すればいいのか分からない方は、一度同人印刷会社に直接行って相談することをお勧めします。
実はイベントに対するノウハウをもっている会社が多く存在しますので、割引などのサービスだけではなく、
親身に相談に乗ってくれる印刷会社を選びましょう。まずは電話でアポを取ってみれば、その会社のイベントに対する姿勢もわかると思います。
基本的にはやりません。「暇なときに割引きます」って印刷所の一方的な都合ですよね。
あと、期間限定ってサークルさんに「この期間に作りなさい」って言ってるようなものです。
私がねこのしっぽを始める前、一利用客だった頃に一番困ったのがフェアでした。各社フェアの数が多く、
何時何のフェアを何処に入稿すればいいのかサッパリわかりませんでした。
しかも実際に原稿が出来てみるとフェアの時期を超えていることが多く、
「フェアをやらずに何時でも平均的に安くして欲しい!」と思ったものです。
私の考えはサークルさんが本を作りたいときに作れる環境、何時入稿しても安い価格が理想です。
ですから当社では年間通じて安心して御入稿ができます。そのかわり大幅な割引はできません。
普段は早期入稿での1割引のみですが、その考えに賛同してくださるお客様が多いのも当社の特徴です。
何かにつけて割引を連発すればいいってものではありません。
2値データもしくは網点データの含まれたグレースケールデータで発生するモアレについて検証結果。
まず、データ入稿された時に印刷会社では専用ソフトで出力台紙への面付け作業を行います。 その際にページのノド側を仕上がり線で切り落とす(トリミング)時にもモアレが発生することがあります。 この件に関しては印刷機メーカー、CTPメーカー、ソフトメーカーなどに検証をお願いしたのですが、色々 可能性を調べた結果「解消不能」との返答がかえってきました。しかし面付け作業無しには印刷が できません。このへんは出力システム(メーカー問わず)の根本的な問題であり、印刷会社ではどうにも できない問題です。面付用のソフトもインデザイン、クオークエクスプレス、ページメーカー、ファシリスなど 多様のソフトで検証してみましたが結果は同じでした。 ですから1ページずつ自宅のプリンターで印刷した時にはモアレが出ていなくてもオフセットで印刷したら モアレが起こることは十分考えられます。
もちろん上記以外の要因もあります。フルカラーなどもそうですが、個々のパソコン環境、 ソフトの使い方等ちょっとした違いで仕上りが変わる可能性はあります。 全部のパターンの検証なんてやろうものなら一生かかっても無理でしょう。 そういう意味でデータ入稿はアナログ入稿に比べ印刷会社も予測の出来ない危険性があります。
ではどうすればモアレのない綺麗な印刷ができるか。
・ 全てグレースケールで原稿を作る。これが一番安心です。
・ 線数は80線以下で濃度10〜60%程度、網角度は45度で作成する。
・ 必要以上に設定をいじったり、通的な使い方をしない
・ 雑誌やネットの情報を鵜呑みにしない。(間違った情報も多々あります)
・ カラーハーフトーンはエッジにアンチエイリアスがかかるのでモアレます。
・ 網点同士の重ね合わせは、重なり具合による模様です。この模様の違いで楽しみましょう。
紙の重さと厚さは比例しません。例えば110kのコート紙は密度が高いので重さはありますが 厚みはありません。逆に書籍紙系の紙は密度が荒いので軽いですが厚みはあったりします。 スポンジと鉄板を連想するとわかり易いかも(?) ですから例えば、タントの130kは実はアートポストの180k相当の厚みがあります。

先ずB5の同人誌を作るとして、印刷会社が紙問屋さんから仕入るサイズはB1サイズになります。
それを8等分に切るとB4になります。1枚注文すると8枚仕上がるというわけです。つまり表紙の紙を30枚欲しい時は4枚発注します。
そりゃ高くなります。問屋さんに紙を4枚だけ届けてくれと言うのですから......。
実際の発注単位は100枚単位なものが多いです。つまり800部以上じゃないと本来の値段で仕入が出来ないことになります。100枚未満の場合は割増料金みたいなものがあって数倍値段が上がります。
ですから各印刷会社がまとめて仕入している用紙(パックなどで使用できる紙)以外のものを使おうとするととても高くなってしまうのです。
では、どうすれば安く使えるかというと...
・友達に声をかけて数件で合計が800部(もしくは400部)以上になるようにして一括で入稿する。
・「1年間同じ紙で合計800部以上作ります」と約束をしておねだりする。
・毎月同じ紙で入稿していれば印刷所のほうで常備在庫にしてくれる可能性があります。
・「この紙は絶対に受けます!!私が保証します!!」と熱弁を振るって勢いで常備在庫にしてもらう。
ノンブルは必ず印刷に出る位置に、なおかつ仕上がり線の内側に全ページ必ず入れてください。
仕上がり線の外側や原稿の裏等は印刷に出ないためノンブルが無いものと同じ扱いになります。
印刷以降の作業(丁合、製本、断裁等)は全て印刷物と申込書のみで作業いたしますので、印刷したものにノンブルが入ってない場合には作業は先延ばしとなります。したがって希望の納品日に発送できない可能性が高くなります。
さらにノンブルが無いと乱丁、落丁の原因になります。この場合乱丁、落丁や納品日の延長に関しては印刷会社は責任を負いません。 気をつけてください。単純に「ノンブル入れたくない」と考えるより格好いいノンブルの入れ方を考える方が同人の極みというものでしょう。フォントや位置、デザインなどで随分と格好よく作れると思いますよ。
主にカラー表紙などに施すビニールコーティングで、クリアPP(艶あり)、マットPP(艶消し)、ホログラムがあります。
簡単に考えると片面ラミネートみたいなものです。フィルムに糊を付けて表紙に貼った後高温でプレスします。用紙に凹凸があるとプレス時に空気が入ってしまって剥がれやすくなります。
ですからPP加工をする場合はアートポスト、ホワイトポストやコート紙系が向いています。プリンター打ち出しのものにPPをかけるとトナーの定着オイルが原因でフイルムが剥がれやすいです。なので当社ではオンデマンドカラーでのPP加工は受けておりません。(※2009年6月より、オンデマンドPP加工サービス開始しています。)ただしオンデマンドでもPP加工できるように素材、技術等に工夫をして頑張っている印刷会社もあるので決してオンデマンド=PPが剥がれるというわけではありません。
できない加工といえば両面PP(表2,3PP)ですね。製本糊が着きにくいので表紙が本文から外れてしまいます。あと、2重3重にPPかけて厚みを出そうというのもお金がもったいないのでやめましょう。
▼直接搬入:
印刷会社もしくは印刷会社が提携している運送会社(赤帽など)が直接イベント会場に印刷物をお持ちいたします。当日の朝もしくは前日の夜にお客様のスペース(机の下)に荷物を置きます。
搬入時間はイベントによって違うので注意してください(イベントによってはサークル入場と同時でないと搬入できない時があります。その場合お客様が会場の自スペースに着いた後に荷物が搬入される
ケースがありますが決して搬入ミスではありませんので責めないでくださいね(切実))
あとは搬入の順番(私の荷物を1番最初に搬入してください)を指定することはできません。
コミックマーケットのように荷物が多く、搬入時間のかかる場合に「搬入が遅いおかげでイベントチラシを撒く時間がなかった」などとクレームを言われても一切責任は負えませんです。(搬入時間とチラシ
配布時間は大体重なりますので気をつけてください)
▼宅配搬入:
イベントの指示に従って宅配便で会場に発送する方法です。お客様のご自宅からイベント会場に送る場合と同じ形で発送します。
イベントによって発送先や発送期間が違いますのでご入稿の際は宅配方法の載ったサークル案内を必ず添付してください。
宅配便の営業所で一括に管理された後、当日もしくは前日にまとめて会場に運ばれます。
置き場所はお客様のスペース(机の下)ではなくイベント指定の場所にまとめて置かれるケースが多いので当日はイベントの指示に従って荷物を引き取って下さい。
※委託参加などで会場に荷物を送る場合はイベント側の事前準備等のため発送指定日が早いことが多いので、しっかりとサークル案内を読んでください。印刷会社の〆切も早くなります。(コミケの委託コーナーの発送指定日は、めちゃ早いです)
ちゃんと登記上も「有限会社ねこのしっぽ」です。会社です。
同人の印刷やりたくて会社を作ったので、【元々あった印刷会社が小遣い稼ぎに同人印刷を始めました】みたいなのが嫌で、あえて○○印刷みたいなのは敬遠したのです。
漫画専門で親しみのある名前ということで「アートマン」と私が名づけたのですが専務に即却下されて、
それじゃぁ「うさぎのみみ」と言ったところに専務が「ねこのしっぽ」と.....あ、別にふざけてないですよ。大真面目で考えたのですから。
あと、よく印刷会社の一部署が変な名称を付けて同人印刷を受注していますが、そういうの好きじゃないです。それより「ねこのしっぽ」という名前で会社登記あげてるほうが格好いいじゃないですか(笑)
社名で勘違いされがちですが150坪の工場持ってますし、社員も20名以上いますので(※2009年9月現在では工場は250坪に拡大、従業員も50名になりました。)会社規模的には決して小さくはないです。A2ワイドサイズのフルカラー印刷機を始め、一般の印刷所にも勝てるだけの設備があります。
ですからただの悪ふざけやノリだけで会社をやっているわけではないのです。(重要)
設立当初に比べ最近はとっても会社っぽくなりました。週頭には全員で朝礼やってたりします(笑)