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重いですぅ

プロファイルについて

2008年より、ねこのしっぽではRGBモードで作成されたデータのご入稿に対応するため、「広域色インク」差替えオプションのサービスを行なっています。通常のオフセットインクより広い色域が再現可能なインクを使用する事で、より鮮やかに、RGBに近いイメージで印刷する事が可能になりました。(RGBの色域全てをカバーできる訳ではありません)

ただし、1つご注意。RGBといっても「sRGB」と「Adobe RGB」の2つがあります!さて、この2つ、どこが違うのでしょう?

プロファイルの存在と種類

「sRGB」「AdobeRGB」これはどちらも「プロファイル(カラープロファイル)」というものです。
プロファイルとは、作業した環境の色の規格(カラースペース)がわかるプロフィールのようなものです。
これがないとRGBの数値は同じでもどういった色で塗られたかが分かりません。

  • 【sRGB】
    Windowsや一般的なモニタ、デジタルカメラの多くはsRGBです。
    一般的なモニタやプリンタで色を再現出来るように、色域が少し狭くなっています。
    色によっては印刷で出せる色域より狭い部分もあります。
  • 【AdobeRGB】
    AdobeRGBは通常のオフセット印刷の色域よりかなり広く、印刷(CMYK)で再現出来る色をほぼ使うことが出来ます。
    ですが蛍光のグリーンやオレンジ、明るい水色などの印刷で再現出来ない色を使いますとCMYK変換後の色の落差に絶望することになります。
    AdobeRGBの色を再現出来るモニタもありますが、十万円以上するような高額なものに限られてしまいます。

AdobeRGBとsRGBの比較

▲左右のイラストはまったく同じRGBの数値ですがプロファイルが違います。
 AdobeRGBの方が色域が広いため同じRGBの値でも髪の毛や服など少し鮮やかに見えると思います。

入稿されたRGBデータの扱いについて

RGBでご入稿いただいたデータは、印刷するためにCMYKへの変換が必要になります。
その時に元のプロファイル(イラストを描いている環境と同じプロファイル設定)が分からないと色が変わってしまう場合があります(例:sRGBで作業されていた場合にAdobeRGBとしてデータを開くと色が少し鮮やかになってしまう等)。

プロファイルが埋め込まれていることで、RGBからCMYKへ正確に変換する事が出来ます。


ねこのしっぽではお客さまがご入稿されたRGBデータを以下のように取り扱っています。

  • RGBプロファイルが埋め込まれている場合
    これまで通り、お客さま自身で埋め込まれたプロファイルを
    そのまま使用して作業します。
  • RGBプロファイルが埋め込まれていない場合
    一般的な作成ソフトの標準設定の「sRGB」を指定して作業します。

     ※ 2016.11変更追記:SAIやクリップスタジオなど、近年の制作ソフトの傾向を考慮して、
     埋め込まれていない場合にはこれまでの[AdobeRGB]指定ではなく、
    [sRGB]を指定するように変更しました。

※再版でご入稿の際はプロファイルを変更しないようにご注意ください。

つまりは「sRGB」と「AdobeRGB」のどちらがいいの?

どちらがいいというよりも、お客さまの制作段階からねこのしっぽで印刷するまでに、一貫して同じ設定を使う事が重要なのですが、広域色印刷でご入稿される時はせっかく色域の広いインクですので「AdobeRGB」での作業をお勧めします。

Photoshopのカラー設定は同人誌作成目的ですとプリプレス用-日本2を推奨しています。
上部の設定からプリプレス用-日本2を選ぶことも出来ますし個別に設定も出来ます。

ダイアログ画面

使用するアプリケーションによっては、プロファイルの設定が出来ない(対応していない)ものもあります。
その場合はだいたいsRGBの色だと思って下さい。

Photoshopでファイルを開く時にsRGBとして開いた方が色がおかしくならず、AdobeRGBとして開くと少し鮮やかになってしまうのではないでしょうか?
色が変わってしまったけど鮮やかな方が良いと思えばAdobeRGBでその後の作業を進めてしまうのもありですが…。

おまけ:CMYKのプロファイル

  • 【CMYKプロファイル】

    CMYKに関してはどんなプロファイルでもねこのしっぽのカラー設定「Japan Color 2001 coated」で印刷しています。このプロファイルは日本の枚葉機用のコート紙の設定です。Adobeのサイトからダウンロードも出来ます。

    ちなみになぜか「U.S. Web Coated」で変換されている方を多く見かけますが、これはアメリカの輪転機用プロファイルです。アメリカの輪転機で印刷するとだいたい近い色になるようなCMYKに変換されてしまいます。
    そのほかに「Japan Standard」も「Japan Color 2001 coated」とは別のものです。

    また、タント等の上質紙に印刷する場合は「JapanColor 2001 uncoated」で変換すると、よりイメージに近くなると思います。


※この記事は「ねこ社員Blog」2010年10月13日更新 製版担当:プリプレスチーフの記事を再編集したものです。
 元記事 | http://nekonoshippo222.blog7.fc2.com/blog-entry-42.htm

おまけ2:RGBで黄色を使う際の注意点

AdobeRGBの「R255 G255 B0」で塗られた黄色は、CMYK変換しますとシアンが入り青っぽい黄色になってしまいます。
黄色い髪や服のキャラクターは、ハイライト部分など注意が必要です。

印刷目的で色を塗られる際は、Gの数値を230以下に抑えると濁りの少ない黄色になります。
グラデーションに関しても、同じようにGの数値を抑えめにする注意が必要です。

下の画像は、AdobeRGBで作成した黄色5種類の色を「知覚的」でJapan Color 2001 coatedに変換したものです。
(「相対的」で変換すると結果が異なります。sRGBからの変換では同じRGBの数値でもAdobeRGBからの変換以上にシアンが入ります。)

R255 G255 B0  →  C11% M 0% Y91% K0%
R255 G240 B0  →  C 5% M 4% Y93% K0%
R255 G230 B0  →  C 2% M11% Y93% K0%
R255 G220 B0  →  C 0% M18% Y93% K0%
R255 G210 B0  →  C 0% M24% Y92% K0%

カラーピッカーで色を選ぶ際に、シアンが入らないようなRGBの数値を使うと濁りの無い黄色で塗る事が出来ます。
同じように他の色でも二色(CM、MY、CY)になるような数値で色を塗ると、CMYK変換が鮮やかになります。

横に「!」マークが出る色はCMYKでは再現出来ない色ですので、CMYK変換するとRGBより暗い色になります。

下のサンプル画像は、二種類の髪の色をRGBからCMYKに変換したものです。

(添付画像はPhotoshop CS4 カラー設定はAdobeRGB、JapanColor2001coatedの場合の数値です。)

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