これまでねこのしっぽで使用していた本文用インキは、ねこ上質のような白色度の高い紙に印刷すると、実際のインキ自体の濃度が高くても、紙の色とのバランスの関係で人間の目にはコントラストが低く見えてしまうため、やや「黒が薄く見える」傾向にあるといわれてきました。
そこで、白色度の高い上質紙でも「見た目の黒の濃さ」が落ちないインキを求めてメーカーさんと情報交換を続けていたのですが、そんな折、同じ墨インキでも特性の違う、これまで濃度が出にくいとされていた物もテストしてみたところ、従来のインキで印刷したときよりもコントラストが高く見えるというメーカーさんも驚きの結果が出ました。
このテスト結果をもとに、さらにインキの配合を変えてテストを繰り返した結果、上質紙の中でも特に白色度の高い紙により映える本文印刷用インキが完成したのです!
その名も、「ベストワン NE-KO」!
名前のとおり、ねこのしっぽ専用に開発されたインキです!
新インキ「ベストワン NE-KO」は、これまでのグレースケールの美しさを生かしつつ、主線やベタがよりくっきりと映える、ねこのしっぽにとって理想的な本文用インキとなっています。
すでに本文印刷インキはこの「ベストワン NE-KO」に切り替わっておりますので、冬コミ合わせの印刷物などはすべて新インキで印刷した物をお届けいたします(一部、早期入稿分を除く)。
この冬の新刊は、「ねこ上質&新インキ」で決まり!?